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「インドの涙」スリランカで、 トゥクトゥクのおっちゃんにぼったくられて涙目、 そしてスリランカ人の優しさに涙を流した話

あけましておめでとうございます!

A Happy New Year(*^-^*)!

みなさん2015年はどんな年でしたか?

2016年はどんな年になるのでしょうか?

新年一発目ですが、

去年の9月に旅行したスリランカでのエピソードを紹介したいと思います。

これは、初めての1人旅、いわゆる「バックパック」に挑戦した時の話。

なぜ、元旦から夏休みの話なのか。

それは、この旅行が去年一番刺激的で、今年もそんな体験ができたらいいな…? 

みなさんにも今年そんな経験を、という願いを込めて。

ということで、本題に。

9月の中旬、1週間だけスリランカを旅行してきました!

スリランカのイメージは??紅茶は有名ですね~!

僕は行く前そのくらいのイメージでしたね。

Q. なぜスリランカを選んだのか?

A. それはちょっとビビッていたから。

  スリランカ旅行で検索すれば、女性だけで旅した話も多くあり、 またヨーロッパ辺りからは人気の観光地・保養地でもあります。

治安がいいんです!

数年前までは内戦でしたがそれも終結し、気を付けていればトラブルに巻き込まれる少ないそうですね。

そして、基本的に親切!バスに乗っているときも、乗車券を売っているお兄さん方が僕の降車地を覚えていてくれて、「ここだ!」って声をかけて降ろしてくれます。各所で助けられまくりました。

観光という面では、世界遺産に登録されている寺院等も多いので

ある程度長くいても楽しめるかもしれません。

ただ、僕はお金がなかった。

スリランカのデメリットを挙げるならば、宿泊費・世界遺産等への入場料が高めなところですね…。

“外国人料金”というやつです。

いくつかの観光地ある寺院を訪れる予定でしたが、諸々お金がかさんでしまったため

結局最も行きたかった1か所に絞りました。

それが「シーギリヤロック」です!!↓!

高さの感じは伝わらない…

これは、本当に行く価値あります!もう、絶景だし、なんかすごいなと。

感動ってこういうことを言うんやなって。

上からの景色

360°こんな感じ

岩の上はこんな感じに…! 宮殿跡( *´艸`)

ちなみに、入場料は3000~4000円かかった覚えがあります…笑

僕はどうしても行きたかったので、なけなしの資金で登りました。

が、節約しながら同じくらい?楽しめる手段もあるそうです。

実は横に同じくらい山?岩?があり、そちらはもっと安く上まで行けるらしい。

(ゲストハウスに泊まっていたカップル談)

ちなみに、この旅行期間で他の日本人と会ったのは、時期もあれだったのか、

この「シーギリヤロック」と

(実質的な)首都?コロンボの土産店だけです(欧米の方はたくさーーーんいました)。

そんなこんなで最終日前日にこのロックに行き、

そのまま次の日の夜フライトに備えて(実質)首都コロンボ内の南辺りで一泊。

最終日は、お土産調達とコロンボ散策。

夜まで時間があったので、てきとーなところまで歩くことに。

街では、スリーウィラー、いわゆる「トゥクトゥク」が走っています。

キャンディというスウィートな街とトゥクトゥク

今回トゥクトゥクを基本的には使わない方針でした。

理由:トラブル可能性が高いらしい。資金が限られているので、

   変にぼったくられるよりちょっとゆっくりだけどバス・鉄道といった

   公共交通で安く確実に済ませたかった。

ちなみに、スリランカではたぶん観光客用のものは基本的にある程度高いです。

宿然り世界遺産然り(世界遺産入場のスリランカ人料金は驚くほど安いです)。

しかし、公共交通機関は、利用者の8割ほど現地人であり(ぎゅうぎゅう詰め、そんなに早くない、 からなのか外国人観光客でも利用する人/しない人が分かれます)、そのためか滅茶苦茶安いです。

戻りましょう。

そうして街を歩いていると、トゥクトゥクの彼らはガンガン声をかけてきます。

1人のおじさんに関しては20分くらい粘られました。笑

基本的に田舎でなければ英語は通じました~田舎でも通じる人には通じます。

スリランカのFried Rice

1・2枚目のカレーみたいなのは辛すぎて…汗

そんなこんなで結局歩いて、コロンボ最大の駅前まで。時刻は午後6時前。

この辺りはバスターミナルでもあり、空港への高速バスに乗るつもりでした。

グーグルマップや紙の地図をもとに、バス停に到着!

と思いきや、バス停らしきものはなし。絶望。

旅行も最終日。一日かけてコロンボを歩いて縦断してきた。

そのため、クタクタで気力も衰えていました。

そんなタイミングで話しかけてくる、怪しげなおっちゃん。

日本人だと見抜き、「俺の友達が日本の○○で働いていた」などなど親し気に話してきます。

そこまではいいんですが、「向こうにお寺あるから行こうぜ?」って誘ってきます。

いやこれは怖い( ゚Д゚)もうフライトまで時間が無いからと断る。

そんなこんなで終わるように見えたやり取りは、まだ序章に過ぎなかった。

疲れていたということもあり、なぜかそのおっちゃんにバス停がどこにあるか尋ねてしまったのです。

彼に「あっちの方!ただちょっと歩いていくには遠いから送っていってやるよ!ついてこい~」と言われ、ついていくとそこには1台のトゥクトゥクと1人のドライバー。

彼は「高速バスのバス停まで行きたいみたいだから連れていってくれるか?」とドライバーと話し、「おれもついていくから!」とトゥクトゥクに乗せられてしまいました。

さすがに不安もあったので、「これいくらくらい?」とドライバーに尋ねると

「大丈夫。メーターがあるから。」と。

疲れていてもう警戒心も緩んでいたためか、そのまま出発。

横に座っておっちゃんはめっちゃ話しかけてきます。ちゃんと対応します。

2,3分して不安感が膨らんできました。

それは、これどこかに連れていかれるのかも( ;∀;)という不安感。

少し細い路地に入り、どことも知れぬ土地でおじさん2人とトゥクトゥク。

あまりにも怖かったため、露骨にこの気持ちを出していきました。

そうして10分ほど走ると、停車。「着いたぞ~」とふつうに降ろされました。

横に座っていたおっちゃんはこっちこっちという風に歩いていきます。

杞憂だったか、と安心した直後。ドライバーから衝撃の一言。

「3000スリランカルピー」

日本円で3000円以上。

ぼったくられたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

ぼったくられたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

お財布炎上必至の額。

というのも、もう空港まで行くだけだったので、財布には1500円分くらいしかない。

ちなみに、首都でのトゥクトゥク利用の相場は1km:100~200円ほど。

15kmも走ったわけあるかぁ( ゚Д゚)

ごちゃごちゃドライバーに言っていると、さっきのおっちゃん帰還。

そして、圧倒的非建設提案。

「クレジットカード持ってる?日本人って、クレジットカード使ってATMからお金引き出しているよね?とりあえずATMいこうか!」

もうこれで察しました。遅すぎるくらいですが。

Q. なぜこれが非建設的提案なのか?

A. クレジットカードにキャッシュ機能、すなわちお金を下ろす機能を付けていなかったから。

ATM連れていかれたところで、何も変わらない。むしろ時間が( ;∀;)。

結局、ATMに連れていかれ、そこの銀行の方を引っ張り出してくるがお金引き出せず。

彼らはあきらめず、次のATMへ。お金は引き出せず。

彼らも必死になってきます。

突然の夕立にも臆せず、次のATMに向かいます。

ぼったくったことに関して、この時点でいろいろ言っても、もはや効果なし。

むしろ、知らないところで取り残されフライトに間に合わないことこそ避けたい。

3,4か所のATMを渡り歩き、彼らの中で出たであろう結論。「これは無理。」

やっと譲歩の姿勢を見せてきます。

「日本円のコインは持っている?もうそれでOK。」

「それなら持っている!出そう!」

ということで、持っている(と知られていた)1000円分の紙幣と持っていた小銭を全て渡す。日本円かスリランカルピーのコインなんてもう関係ない。とにかく一刻も早くバス停に行かねば。

結構な量がありましたね。10枚以上あったんじゃないかな?

ちなまないと、日本円は1円玉と10円玉しかない。

最初はその量にちょっとテンションの上がるおっちゃん。

しかし、彼もその道の玄人。日本の貨幣についてちゃんと知っていました。

「え。ほんまにこれしかないん?」

「うん。」

「そうか。OK。」

勝った。完全敗北でしたが、お金の面では勝利をおさめました。

彼は最後まで親切(に見せかけていて)、またバス停にきちんと着き見送りも明るく。

この部分だけ見たら素晴らしい人でしたね。

バス代だけは気づかれないように確保し取られなかった、そんなあの時の自分に感謝。

ということで、目の前のバスの運転手さんに空港行高速バス停を聞き何とかたどり着きました。

いやーー、勝利したといっても、やっぱり気持ち的には圧倒的敗北感。

最後の最後で悔しくて悔しくて、完全に涙目。

思わず、近くにいた空港で働くお兄さんに愚痴ってしまいました。

なんだかんだ無事バスに乗ることができ、隣のお兄さんと歓談。つまり愚痴ですね。

すると、「バス代出してやるよ!」と言って、高速バス代を出してくれたのです(感動)

しかも、さっきバス停で話していたお兄さんが自分の降車地で降りる際に

「彼を空港までよろしく!」

ってバスの運転手さんに伝えてくれたので、さらに・・・(感動)

こうして、様々な人に助けられながらなんとか空港に着き、チェックイン。

そこから中国人女性の方との仲良くなった話もありますが、それはまたいつか。

…新年にあんまりおめでたい話ではありませんでしたね。笑

いろんな形がある、海外に出る方法。こんな刺激的なのはいかがでしょう?

さてさて、今年一年も良い年になりますように(*^-^*)

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