内陸旅行記 ~言葉の通じない旅、俺は今まで 何を学んできたのだろう~
お久しぶりデス(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
最近、世界遺産にはまっております山本晟太です!
(中国には世界遺産が40以上あり、
かつ割と回りやすいところにあるので頑張ったらガンガン攻略できることに最近気づいたからです笑)
てなわけで、今回は河南省を中心に回りました!メンバーは男女混合5人組(うち2人華僑)
【旅行日程】 1日目.龍門石窟(洛陽) 2日目.白馬寺と関林廟(洛陽) 3日目.少林寺(登封) 4日目.包公祠、開封府、天波楊府(開封)
1日目 まずは洛陽!
洛陽に着いたのはいいのですがあいにくの大雨汗
まあ、気を取り直して、ご飯を食べることに決めた僕達はそのへんのお店に入りました。
そこで、問題が発生!
なんと、 ・ ・ ・ ・ 店員の言ってることが全くわかりません!
ちょっと聞き取りづらいぐらいはよくあることなのですが、
全然聞き取れないというのはかなりレアです(笑)
「まあ、そんな時こそ華僑の二人!」と思って、2人の方をみると ・ ・ ・ 「( ・д・ ポカーン…」 としてました(笑)
どうやら、2人も全く聞き取れてないようでした(笑)
このうちの1人は華僑の中でも、かなりできるほうです。
(華僑と一括りに言っても、僕よりできない子から、北京大生に負けないくらいできる子まで様々です)
それでも、聞き取れないということは、
この店員が話している中国語は僕達の知っている中国語とほぼ別言語だということを意味します。
(この店員は30代くらいの女性でした。一般的に老人男性の中国語はヘタクソです)
河南省は中国でも「普通話」が下手くそな地域みたいです。
ちなみに、ほとんどの中国人は「河南省の人のことを嫌い!」と言っております。
なんか「教養がない」とか「下品」だとか。
話を戻しましょう。
洛陽には世界遺産の龍門石窟があります。
洛陽は北魏が遷都してから、数百年に渡り、様々な王朝が龍門石窟で仏像を掘り続けてきました。
そのため、メチャクチャたくさん仏像があります。10万以上あるとかないとか。
また、仏像を作った王朝が違うので微妙に造詣が違うような・・・ ある仏像は厳かで、またある仏像は艶やかで。なにより、景色がめっちゃ良かったです。
だいたいこんな感じ!
龍門石窟はとても良かったのですが、残念だったのが、学生優待が使えなかったことです。
実際のところ、
「学生優待は中国国籍をもつ学籍のみを対象としたものである。」
と法律にはっきりと書かれているそうです。でも、大体のところは学生優待がききます。
受付の人が適当なので(笑)
でも、ここではそうはいきませんでした。
あと、僕が行ったなかでは孔子の墓である「孔廟」も無理でした!
まあ、何はともあれチェックイン! 僕らは二人部屋と三人部屋を一つずつ選ぶことにしました。
1人あたり四十元くらいのホテルです(一元は17円くらい)。
しかし、まさかの「不能接待外宾(外国人受け入れ不可)」でした。
ただ、僕ともう一人で交渉して、なんとかなりました。
その時「部屋の外では日本語をしゃべらないで!」と言われました(笑)
この国はだいたいなんとかなるのです(笑)
そして、夜市へ!
ここで洛陽名物の「不翻湯」を食べました。そして、色々な食べ物を食べました。
洛陽の物価は北京よりもはるかに安いので、なんとも思いません(笑) からの爆睡...zzZ
二日目 この日の朝に3人が北京に帰りました。 ここからは僕と東大生の大山くんの二人旅です。
彼は幼い頃から読んできた中国語の本の数が日本語の本の数と一緒だそうです。
確かに、中国語の成語や中国の歴史への造詣が深いです。今回の旅では、色々教えてもらいました。
この日は洛陽のほかの観光地を回りました。
最初に三国時代の蜀の猛将関羽の墓である関林廟に行きました。
ちなみに「林」という言葉はかなりすごい人の墓にしか使われないそうです。
他にこの漢字が使われているのは孔子だけです(大山情報)。
この関林廟は全体的に整備されていて、非常に良かったです。
関羽が国民から愛されていることがよくわかります。
ちなみに、関羽は道教では神様として祀られています。また、商売の神様として崇められてます。
この関林廟を見学している時に、ふと気になったのが、
「なんで関羽が曹操に埋葬されたの?」ということでした。
気になったので、三国志に詳しい大山くんに聞いてみました!
すると、「それは複雑なんだよね」という答えが帰ってきました。
彼の回答は以下の通りです:
関羽が魏の曹操を攻めている時に、孫権が関羽を奇襲して、関羽を捕らえました。
そして、処刑しました。
しかし、関羽と義兄弟の盃を交わした劉備の報復を恐れた孫権は、
関羽の首を曹操に献上して、矛先を曹操に向けようとしました。
しかし、そのことに気付いた曹操は関羽の首を手厚く埋葬しました。
結局、劉備は孫権を攻撃したそうです。
で、関林廟の後には、白馬寺を訪れました。ここは仏教の寺です。
面白いなと思ったのは、この中に東南アジア各国の仏殿が建てられていたことです。
インド
ミャンマー
タイ
全部出来立てホヤホヤでした(笑)
白馬寺をあとにした僕らは 次なる世界遺産「少林寺」に向かいました。
この日は時間が無かったので、晩御飯にキジを食べて、寝ました。 ただ、この日もお湯が出なかったので、二日連続冷水で身体を清めました(笑) そして、僕達は明日こそはお湯でシャワーを浴びるという、決意をしました!
3日目!
朝一で少林寺に向かいました。
まあ、良かったです。 全体的に、景色が綺麗でした。
あと、少林寺の演舞がすごかったです(小並)
これくらいの感想しか出てきませんが、本当にいいところなので、是非!
言葉ではなく、写真で示しますね(笑)
少林寺をあとにした僕らは バスに乗って、鄭州へ!
そして、列車に乗って次なる目的地の開封へ!
ここは宋の王朝が置かれたところで、歴史的価値の高いものが沢山あります。
この日は開封でホテルを決めることしかできませんでした。
ちなみに、ここでも「不能接待外宾(外国人おことわり)」と言われました。
そこで、僕らのパスポートに貼り付けられている「外国人居住許可証」を見せて、
「俺たちは外賓じゃない」と言ったら、なんとかなりました(笑)
たぶん、旅行ビザじゃ泊まれなかったと思います汗
聞いた話によると、北京では三つ星以下のホテルでは外国人が泊まれないそうです。
たぶん、中国政府は外国人に中国の汚いところを見せたくないのでしょう(笑) その点、僕たち留学生は汚いところを知ってるので大丈夫!がっつり泊まれます!
そして爆睡
4日目
この日はまず包公祠に行きました。
これは清廉潔白な役人である包拯を祀っているところです。
日本で言うところの大岡越前みたいな?
そして、開封府に行きました。
これは宋代を再現したアトラクションパークです。ここはかなり面白かったです。
そして、天波楊府。ここはあまり有名ではありません(笑)
戦闘能力の高い一族です。槍術に長けるそうです。
だいたいこんな感じですね。
今回の旅で思ったのは、内陸も案外いいじゃん!ってことです。
僕はずっと中国の沿海部を旅行していたので、今回が初の内陸となりました。
何より、物価が安い!そして、この辺の人は本当に何言ってるかわからない!
まあ、なんやかんやで楽しい旅でした。これからは内陸の世界遺産を中心に旅行する予定です。
ありがとうございました!
おまけ! 今回の出(一元=17円) ホテル代:140元 交通費:450元 お土産代:130元 食費:300元 娯楽費:300元(龍門石窟100元、白馬寺17.5元、関林廟20元、少林寺50元、包公祠12.5元、開封府30元、天波楊府25元)(龍門石窟以外は半額の学生料金です。龍門石窟と少林寺は世界遺産です。)