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”All Lives Matter”

気が付けば、アメリカから帰国して半年が過ぎようとしています。三好です。

今回は、3日後に迫ったアメリカ大統領選挙(どうなるんですかねー?気になる―!!)ではなくて、私が見たアメリカの人種に関わる記事です!「こんな社会が世界にはあるんか!!! Σ(´д`;)」って、驚かされました。

※余談※

そういえば、民主党の候補者だったバーニー・サンダースは学生の間でめっちゃ人気だったなあと!彼の名前のロゴが書かれた缶バッチを鞄に着けた学生をあちこちで見たり(あまりにも普通に身に着けているので、人気ブランドのロゴなのかなあとか初めは思ってました。笑)、学内で署名運動?なんかもあったり…そういうのを今、思い出しました。

それでは、本題へ!!

留学先だったジョージア州はディープサウスと呼ばれるアメリカの中でも保守的で、人種差別もきつい地域と言われる場所です。(ちなみに南北戦争の主戦場でもありました。)なので、差別受けるんかもなあと覚悟していたのですが、幸い大学内ではそんな差別を感じることもなく平穏に過ごせました。「一体このどこが保守的なんやろ?何も起こらんし大丈夫やん!」と一度は思ったけれど、やはり大学の外の社会は保守的でした。

(ネットから拝借)

↑上の写真はStone Mountain と呼ばれる場所です。

ジョージア州で行っておくべき見どころの一つなのですが、なんとここでKKK(クー・クラックス・クラン)がたまにデモを起こします。(kKKって歴史上の団体で、てっきり過去のものだと思ってました。21世紀の今も活動してるとは驚き!)不運にも、私がStone Mountainに行こうと当初予定してた日の朝も、KKKとアンチKKKの対立が起きて逮捕者が出たというニュースがあり、予定変更して違う日に行きました。

なぜここにKKKが集まるのかというと、

Stone Mountainが昔、KKKの所有物だったからなんです!この山の頂上でKKKの結団式も行われていました。今はジョージア州のものとなっています。(山の中央に見えるレリーフは南北戦争・南軍の有力者3人です。よって、このレリーフが差別につながるとかで「消して―!」という声も上がっているとか。)

Stone Mountain の頂上まで登ってみました!こんな感じです!!

けっこうハードなので、いい汗かけます!(片道歩いて1時間くらいかかったはず。)

それから、頂上にある売店でうろうろしていると……???

買い物中のおじさんが着ているTシャツ!背中にばってん✕のイラストがあるのが分かるでしょうか?このばってんの部分がconfederate flagと呼ばれる南北戦争時の南軍旗です。(思わず、勝手に写真に収めてしまいました。ごめんなさい、おじさん。)

この南軍旗が意味するところは、有色人種差別と言われています。つまり、人種差別OKってことで……。Tシャツがこのおじさんの思想を物語っているというわけです。きっと。

今も、パブなどでは、この南軍旗のステッカーを貼ってあるところもあるそう。

他には、住む場所もジョージア州を北に行けば行くほど、白人率が高くなり、南に行けば行くほど黒人率が高くなっています。また、留学中いろいろと見て回ったイベントを思い返してみても、参加者の9割が白人、反対に9割が黒人という極端なものもありました。彼らは、アメリカ国民として、同じ国にはいるんだけど、違うコミュニティの中に住んでいるのだろうなあと感じさせられます。

と、ディープサウス・ジョージア州はこんな感じでした。

それから、これは授業で聞いて印象に残った話です!アメリカの就活と人種問題について!

【1】就職活動でエントリーの際に写真は提出しない。

即座に人種が分かってしまうため、写真の提出はないんだそうです。

日本だと当たり前のように写真出しますよね。私も就活で写真を提出することがありますが、「もっと写りよくならんのかね!」と思ったことはあっても 笑、「人種がバレる―!」なんて思ったことはないです。

【2】黒人ネームは採用されにくい。

まず、黒人ネームと白人ネームなるものがあります。(授業で周りの生徒はどの名前がどちらなのか当然のように言っていたので、アメリカ人は黒人ネームと白人ネームのセンスがあるみたいです。当然?日本で生まれ育った私にはそのセンスはなかったので「へえー。」とか思いながら聞いてました。)同じ条件でエントリーしたところ、白人ネームの方だけ面接によばれ、黒人ネームの方は書類落ちという調査ビデオを授業では見たんですが、学生たちも身近な実体験を発言していたので、これがそんなに珍しい人種差別ではないのだと分かり、びっくりでした。エスニックネームを持つ日本人などの場合、どういう結果になるのやら……。

留学中、人種についてほんとによく考えさせられました。でも、ポンっとアメリカ社会に入ったところで、人種問題は分からん!というのが正直な感想です。その土地で生まれ育った人が人種問題にたいして持つ感覚?っていうものもあるんだろうなあ、と10カ月のアメリカ生活を通して思いました。

話があちこちにいきましたが、

要は All Lives Matter ってことでまとめたいと思います!

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