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ついに最終回!中国最西端を巡る☆自然と少数民族の地、ウイグル滞在記!!

(前回の記事、旅行好きにも破壊力抜群!? ☆カザフスタン1人旅☆、もぜひ読んでね!)

七月五日

ここからはがっつり新疆(ウイグル)を回る予定です。ちなみに、八年くらい前のこの日にウルムチ(=新疆の首都のようなところ)でかなり大きな騒動があったそうです。

とりあえず、1泊45元のドミトリー(1元=15円)をネットで探し出しました。ちなみに、ここのオーナーがすごい優しい良い人です。本当はこの日に観光したかったのですが、疲れていたのと移動手段がなかったので諦めました。この日は新疆の歴史を勉強するために博物館に行きました。何故か、ドミトリーで出会った中国人の女の子と一緒に行くことになりました(笑)で、博物館まで一緒に行ったのですが、その子があまりにも一つ一つの展示をゆっくり見るので、そこからは1人で行動しました(笑)

ここの展示はいろいろあるのですが、新疆に住んでいる少数民族の生態についての展示が一番ためになりました。あと、ミイラの展示も良かったです。

博物館をあとにした僕は、国際大バザールへと向かいました。やはり、バザールは現地の生活が垣間見えて楽しいですね。何より、屋台で何かつまみながら歩くのがたまりません!(カザフスタンでは、何も買えなくて萎えてました)

バザールにて

ここは完全にウイグル族の巣窟でした。あと、個人的に思ったのはウイグル族もあまり中国語がうまくはありませんでした。

例を挙げると、僕が羊肉串を買おうとした時に、「羊肉来一串(羊肉一串)」というと、ウイグル族のおっさんが「はぁ」みたいな顔してました。僕が連呼すると、隣にいた別のウイグル族のおっさんが助けてあげてました。そのあと、助けてあげた方のおっさんが僕に「一串じゃなくて、1個(个)って言わないとわからないだろ!(この个っていう単位は比較的何でも使える汎用性の高い単位です)」って僕に説教してきました(ぶっちゃけなんて言ってきたかあんまりわからなかったですが、たぶんそのようなことを言ってきたと思います笑)

気を取り直して、羊肉やヨーグルトや果物を味わいました。ちなみに、新疆の果物はありえないくらい甘いです。ヤバイです。

で、そのあとは色々なおみやげが売ってる建物に入りました。中国各地を旅行して、わかったことがあります。どこに行っても売ってるお土産が大差ないってことです(笑)ぶっちゃけ6割近く同じものが売ってます。しかし、その中でも新疆独特のものがありました。それが小刀です。綺麗な装飾と実用性に惹かれて買ってしまいました(大きい刀30元、小さい刀10元)残念ながら、大きい刀は日本に持ち帰る際に、空港で没収されました。

で帰って寝ました。

七月六日 この日はトルファンに行こうと思って、朝早く起きて、列車の駅まで行きました。ウルムチからトルファンまでの高鉄(60元弱)を買いました。

トルファンに到着してまず思ったことは・ ・ ι(´Д`υ)アツィー です(笑) まじで暑かったです。最高気温が45度だったはず。(これで僕はハルビンの-30度とトルファンの45度という両極を味わうことができました。)

僕の予定では、駅にたくさんのツアー旅行の客引きがいると思ったのですが、1人もいませんでした💧トルファンの観光地はすべて市内からかなり離れたところにあるので、効率よくまわるためにはツアーに参加せざるをえません。とりあえずホテルを決めたかったので、トルファン北駅からタクシーで30元(初乗り3キロ7元)ほどの距離にある市内に行きました。

そこでホテルにチェックインしました。そこで、問題発生!なんと 外国人お断りです(笑) 今までは何度も外国人お断りのホテルに泊まって来ましたが、今回はガチで断られました。なすすべもなくとっても重い荷物を背負って、とりあえず博物館に向かいました。そこそこ面白かったです。新疆博物館ほどではなかったです。博物館を見終わったら、昼ごはんを食べるために『地球の歩き方』に「レストランが隣接している」という記述のあるところまで歩いて行きました。レストランというよりは大衆食堂という感じでした。そこで、威勢のいいオバチャンの店に決めました。そして、このオバチャンから情報を聞き出しました。RPGで言うと、酒場に行ってマスターから情報を入手するみたいなものですね。もちろん、真昼間からビールを飲みました🍺

このオバチャンによると、苏丹塔(スルタンタワー)というところがあるそうです。そこまで、バスで行けるそうなので早速バスに乗り込み、スルタンタワーに向かいました。

 スルタンタワーの近くまで向かったのですが、入ることはできませんでした💧

まあでも、この辺でウイグル族の生活を垣間見ることができたので満足です。

この時点で僕は重い荷物を背負って、炎天下の中5時間近く歩いています!軽い日射病にかかってしまいました。この都市で夜を過ごすとヤバイと思ったので、ウルムチにトンボ返りして、洗浴中心で身体を清めた後、そのままそこで夜を過ごしました。(ご飯もついて驚きの39元)

トルファンでタクシーを4回くらい使ったのですが、運転手は全員ウイグル族でした。(トルファンの人口の7割はウイグル族だそうです)しかも、中国語が全員あまりうまくはなかったです。発音が悪いだけでなく、文法的にもおかしかったです。やはり、タクシーの運転手をするような人は、中国語もあまりできないような人がなるのでしょうかね?

七月七日 この日はウルムチ発のツアー旅行(620元)に参加しました。 目的地はトルファン リベンジです笑 運のいい事にこの日は1年のうちに12回しか降らないに出くわしました、小雨ですが。おかげでかなりすずしかったです。

出発してしばらくはガイドさんの話を聞いていました。その中で一番印象的だったのは、ツアー旅行の費用の内訳についてかなり細かく説明していたことです(笑)そうでもしないと、クレームでも来るんでしょうかね ?

この日に行った観光地は 坎儿井;沙漠植物园

灌漑設備みたいなものです。

続いて火焰山

ここは『西遊記』にもでてきた有名な山で、最高気温が50度を超えることもあるそうです。生卵を割って、地面の上に置いとくと目玉焼きになるそうです🍳

次は葡萄沟

ぶどうがいっぱい! ここをゆっくり観光できると思いきや、ブルーベリーの販売が始まりました(笑) 滞在時間の半分は中国語の上手いウイグル族のおっさんの販売に費やされました。

こんな感じで後から、思い出してブログを書こうと思ってもほとんど何も記憶にありません(笑) ほとんどがバスの移動時間で、残りの時間の半分が買い物タイム!って感じでした。やはり、中国のツアー旅行はゆっくりと自分の足でいろんなところを見て行きたい僕には向いてません💧 かといって、トルファンは市内から観光地が離れているのでタクシーをチャーターするくらいしかありません。で、僕は一人だったのでタクシーをチャーターすると高くつきます(ちなみに、あるタクシーの運転手は「1日350元でどうだい?」と言ってました。交渉次第でもう少し安くなりそうでしたが) まあ、トルファンに行く場合はよく考えてから、行くことをオススメします。

七月八日 この日は世界遺産である天山天池に行きました!(1人で) ウルムチ市内から片道2時間半くらい(21元)で行けます。 入場料は125元(僕は学生料金なので半額)+バス代の90元が必須となります。 ここには主にカザフ族が生息してます。(カザフ族は新疆で2番目に多い少数民族だそうです)

今回の旅で一番のオススメがまさにこの天山天池です!

観光化が行き届いており、交通の便もよく、清潔です。(もちろん観光化された文化ではありますが)目を見張るような絶景も沢山あります。あと、ラクダに乗れます(10元)。ここで思ったのが、世界遺産の中にしてはものが食べ物から帽子から何から何までおどろくほど安いんですよね。例えば、自撮り棒が10元です。帽子も10元です。大きなナンも10元です。

ここでは多くを語るよりは写真を載せることにします。

そして、ウルムチへ! ウイグル族が経営してる店で夕食を済ませました。もちろん羊肉を食べました。ウイグル族は基本的にはイスラムなのでね。やっぱり中国語があまりうまくはなかったです(笑)その時に思ったのが、ウイグル族もたいへんダナーということです。

中国語は当然彼らの母語ではありません。それなのに、外から来た漢族は彼らに対してそれはそれは聞き取りづらい中国語でしゃべりかけます。もちろん、漢族は聞き取れて当たり前みたいな顔をしています。ある程度外国語ができる人なら、どういった言葉及び表現が非母語話者にとって理解し難いかわかります。(例えば僕は外国人と話す時は「あざっす」とか「オッス」とかは言わずに「ありがとう」「こんにちは」と言います。もちろん、現地で生活するウイグル族からするとどういう言葉が聞き取りにくいかはまた別の話となりますが。たぶん、成語とかことわざが理解しづらいのでしょう。)たぶんここに旅行に来て現地の少数民族と関わっている漢族はそんなことお構い無しで喋ってると思います。

あと、個人的な感想ですが、ウイグル族の中国語は発音が明らかに変です。(若者はわりと綺麗ですが)変な発音の中国語で「もう1個買って」とか理不尽な要求されたら、綺麗な中国語で言われるよりもいらだつ漢族は多いと思います。少なくとも僕はいらだちました(笑)こんな風に些細なことから鬱憤が積もっていき、その結果として「武装蜂起が起こったりするのだな〜」となんとなく感じました。ウルムチでは至るところにガンブレードと盾を携えた厳しい武装警察が睨みを効かせています。(本当は写真を撮りたかったのですが流石に💧)大きな建物では必ず手荷物チェックをされます。やはり、複雑な場所であるのだなと感じました。

この日の夜も昨日と同じ店で羊肉をむしゃぶりつきました。その日に、たぶん同じドミトリーに泊まっているであろう中国人3人組から、「イリ(カザフスタンとの国境沿いにある観光地)に行こう」と誘われました。なんか中国語の訛り(たぶん内陸)とちょっと傲慢な物言いが頭に来たので、僕は速攻で断りました。

七月九日 この日はまたツアー(100元)に参加しました。目的地は南山牧場です。ここもカザフ族の観光地です。 今回のツアーには大満足です。値段も安くて、自由時間もたっぷりありました。 まず、最初に空中草原(50元)に行きました。

からの、を見に行きました。

駐車場から滝までの移動手段としてを使いました。

だいたい一時間半くらい乗馬していたのですが驚きの120元!しかも、通った道は人口の道ではなく、自然の道で馬に乗って川を渡ったりもしました。おかげで靴が泥だらけです(笑) 内モンゴルでの乗馬が300元くらいしたことを考えると、大満足です。

そして、聖なる滝!

そして、ご恒例の買物(笑) 和田玉という謎の石の博物館に連れていかれました。博物館の出口付近に和田玉が沢山売られてました。本当に中国のツアー旅行はこれさえなければ、もうちょいましなのですが💧

七月十日 この日の6時45分の列車に乗ります。余裕を持って、5時くらいに駅に向かったのですが、チケット売り場の人の仕事の遅さが僕の予想を遥かに上回り、結果としてはギリギリ列車に乗り込むことになりました💧

これにて、僕の新疆の旅は終わりとなります。月並みですが、新疆では、少数民族をよく見かけます。同じように少数民族の多い雲南とは違って、新疆の少数民族は外見が漢族と異なるため、見てわかります。。(まあ、見てわからない少数民族は見過ごしてるので笑)さらに、ウルムチのような大都市(人口250万人)でもあまり漢化されていないような気がします。僕がそう感じた理由は主に3つあります。一つ目は中国語。彼らの中国語は独特のアクセントがあって聞き取りづらいです。インド人の話す英語みたいなもんです。二つ目は服装です。みんながみんなというわけではありませんが、わりかし多くの女性がヒジャブを着けてます。三つ目に住み分けがされていることです。ウイグル族だけが住んでいる地区がありました。そこでは、店の表記も全部ウイグル文字です。なんとなく、漢族が入りづらい雰囲気があります。

新疆では僕は基本的に中国人のフリをしてました。喋ってるだけでバレたのは1回だけでした。その時は「香港人だろ!」と言われたので、「うん、そうだ。普段は英語ずっと喋ってるんだよ!」と答えておきました笑 北京ではだいたいすぐ外国人だとバレるのですが、旅行中は滅多にバレません。その中でも新疆は特にバレませんでした。その理由はたぶん新疆には少数民族が沢山いるからだと思います。彼らの中国語に比べると、僕の中国語の方が遥かに上手です。(もっというと、新疆に旅行に来てる漢族よりも僕の発音の方が綺麗です。新疆に旅行に来るのは地理的関係から内陸の人が多いと思います。で、内陸の人は中国語が汚いです笑)

で、ここから西安と延安を経由して北京に帰ったのですが、僕は運の悪いことに無座(席なし)で北京まで帰らなくてはならなくなりました💧流石に死ぬと思ったので食堂車に向かいました。普通の車両は無座の農民工で溢れていましたが、ここはわりかし席も空いていて、楽チンでした。しばらくここでゆっくりしていたのですが、ここで問題発生

店員が席を料理を注文するように要求してきました!(当たり前笑)そんなにお腹が減っていた訳ではありませんが、場所代だと思って、料理を注文しました。(20元)ちなみに、意外と美味しかったです( ¯﹀¯ )

しかし、他の中国人の客はそんな考えにはいたりません(笑)店員とバトってました。乗客が「金ならくれてやる」的な感じで店員にお金を渡しましたが、店員は「そんなことされても嬉しくない」的な感じで返しました。結局、乗客はその場にずっと居座ってました。

ここで僕が思ったのが、中国人はそういったが「形の無いものにお金を払う」という意識が希薄だと思います。例えばカフェなどの座席に中国人が何も買わずに居座っているところをたまに見かけます。やはり、社会主義の影響なんでしょうか?それとも、社会がそこまで成熟していないからなのでしょうか?理由はどうであれ、中国人はそういう特徴があるような気がします。

そろそろ冗長になってきたので、これくらいにしときます。それでは皆さんさようなら!

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