Fine City、シンガポールでインターン!
こんにちは、外国語学部のしょういです!
初めて書きます(^O^)
12月11日から24日まで、CISというシンガポールで行われたインターンに参加しました。
阪大(言語文化研究科と接合研)によるインターンで、アキラ先輩が以前参加したものと同じです。阪大メンバーは外国語学部から2人、理系から2人で、シンガポールのNanyang Technological University(QS世界大学ランキング13位、アジア大学ランキング2位)の学生4人の計8人で2週間一緒に過ごしました。 おしゃれなキャンパスです。
インターンをしたのは、千代田シンガポールというプラント(工場)を作る企業です。
与えられたテーマは「コミュニケーションの課題と解決」。千代田シンガポールで働く方々へのインタビューなどを通してこのテーマについて考え、インターンの最後に企業の方々にプレゼンをします。
これが結構難しくて、テーマがぼんやりしていることと、千代田シンガポールがコミュニケーションについて既にさまざまな工夫をされていたために問題を見つけることに苦労しました。でも最後には良いプレゼンができたのではないかと思います。(プレゼンの当日に寝坊して3分で部屋を出ました(*_*;)
【学んだこと】
インターンを通してたくさんのことを学びましたが、以下の3つが自分にとって大きな収穫だと思います。
・自分を見つめ直せた…インターンをするのは初めてだったので、海外で働くとはどんな感じか、自分に向いているのか、など自分のキャリアについてようやく考え始めるきっかけになりました。また、インターン中うまくいかないと思うことが多々あり、そういうときに自分はどう考えがちなのか、どんな能力は欠如しているのか、知ることができました。
・理系の世界を知れた…少しですが、接合やエンジニアについて学べました。なんか難しそうだし自分には関係ないと思っていましたが、自分の生活に密接に関わっていることを実感しました。特にジュロン島でケミカルプラントの複雑さを目の当たりにしたとき、理系のすごさを同時に思い知りました。
・英語について考えられた…シンガポールのシングリッシュはすごく独特で最初は聞き取れずに苦労しました。でもシングリッシュと通していろいろと考えさせられました。授業でやっているアメリカ英語やイギリス英語が正しい英語ってわけじゃないし、グローバルスタンダードってわけでもない。だから日本語を母語とする人も、日本語独特のアクセントを気にしすぎないで堂々とすればいいじゃない、と思いました。シングリッシュの成り立ちなどにもすごく興味があります。もちろん自分の英語スキルについてもいろいろと反省点を見つけました。
【シンガポール】
言語…シンガポールは皆さんご存知の通りマルチカルチャーな国で、公用語はマレー語、英語、中国語の4つです。ほとんどの国民は自分のバックグラウンドの言語+英語が話せるバイリンガルです。スペック高すぎですね…。また、英語は先ほども述べましたがシングリッシュと呼ばれる独特な表現やアクセントのある英語が話されています。シングリッシュについて気になってググってみたところ、中国語とマレー語が混ざったのが理由だそうです。
"go fly kite"はシングリッシュでドタキャンという意味らしいです。
食…チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートなどがあり、様々な文化の食事を食べることができます。チャイナタウンでご飯を食べることが多かったのですが、これが辛い!本当に辛い!「チリがないのは味がないのと同じ!」by NTUの学生
罰金…シンガポールはFine Cityと呼ばれています。シンガポールは公共衛生を保つために厳しいルールが多数あります。例えば、ガムの持ち込みは禁止、トイレの流し忘れやポイ捨ては6万円の罰金が科せられます。Fine(良い)CityだけどFine(罰金)が多いCityなのです。でも実際、そこまできれいと言う訳ではありませんでした。もちろんとても清潔で、潔癖の人でも安心して滞在できるレベルだと感じましたが、トイレの流し忘れを何回か見ましたし道端に塵一つない!という訳ではありませんでした。
観光…マーライオン、マリーナベイサンンズが有名ですね♪他にもセントーサ島という娯楽施設のつまった島や、植物園が観光先として人気です。
兵役…シンガポールでは男子に兵役が課せられています。日本に住んでいるとあまり馴染みがないので、とても興味深かったです。鬼教官もいて1人遅れたら全員が腕立て伏せ、などもあるみたいです。態度が悪すぎる人は、兵役中の人用の刑務所みたいなところに送られて、そこにいる間は兵役の期間にカウントされない、という話にも仰天しました。兵役があるからかは分かりませんが、シンガポール男子はかなーーーりジェントルマンでした。
インターンのメンバーとは2週間同じホテルに泊まって一緒にご飯を食べました。NTUのメンバーと仲良くなれて本当に良かったです。優秀で面白くて、ホスピタリティたっぷりの4人のおかげでシンガポールの良さをたくさん知れました。
またお互いに会いに行きたいし、将来それぞれが活躍しているときに何かの縁でまた会えたりなんかしたら素敵だなと思います。
ちなみにですが、このインターンは文科省からの補助があって、交通費も宿泊費も食費も出ました(つまり、無料)。事業としては来年が最後でその後は継続するのか分かりません。来年応募してみては?