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ドイツ渡航記

人間科学部2回生のもりです。

8月に10日ほどドイツのプログラムに参加したのでそれについて書きたいと思います(‘ω’)

●プログラムについて

このプログラムは、日本人20名とドイツ人20名が参加して、

”Sind wir fit für die Zukunft?!”(将来に向けて準備ができているか)

というテーマに基づいて、政治・文化・教育5つのグループに分かれて活動を行うものでした。

活動結果は最後に関係者の前でプレゼンしました。

訪問都市はデュッセルドルフ、ハノーファー、ベルリンです。

私は文化のグループに参加しました。

文化は食事がテーマで、主にドイツ・日本の食文化、品質の良い食べ物の見分け方、食品の基準について考えるため、様々な場所を訪問しました。

なぜ文化にしたかというと、食事は生活の基本で生きていくうえで重要なため、学んでおきたいと思ったからです。

あと、ドイツでいろいろな美味しいものが食べられそうだったからです。

●宿泊施設

宿泊施設はユースホステルでした。

ユースホステルは寝るのに最低限の設備がある施設で、集団部屋で安く泊まれます。

朝食は無料でついてきて、簡単なものですがおいしかったです。

私が泊まったのは3~4人部屋でしたが、清潔感があってきれいな所でした。

●ドイツの雰囲気

気候は、昼は日差しが強く暑いですが、日本のように湿気がなくカラッとしていて過ごしやすいです。

しかし、朝晩が冷えるので上着が必要した。雨が降った日は上着を着ても寒いくらいでした。

町並みは西欧風の建物が並んでいてきれいでした。

●有機農家の市場

デュッセルドルフでは、パン屋やケーキ屋などに行きましたが、

ケルンの有機農家の市場が印象に残りました。そこでは有機農家の人のお話を聞きました。

日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、今はドイツでは有機農産物の需要があるそうです。

値段は他の野菜に比べて高いからか、お客さんは年配の富裕層が多いですが、

子供に良い野菜を食べさせたい人は、他を節約して買う人もいるそうです。

市場をまわりましたが、有機農産物にしては値段が安かったです。

これは直接生産して直接売っているから、

またちょっと古くなった野菜などはジャムなどに加工しているからです。

売っている野菜は、日本のように小分けにしてビニール袋などに入れられておらず、量り売りをしていました。

あと野菜も形の整ったものばかりではなくて色々な形があります。これも安い理由だと思います。

日本では形の悪い野菜は売れないので捨てられることが多いようですが、もったいないと思います。

実際にトマトを試食させてくれましたが、甘さが凝縮されていておいしかったです。

●消費者センター

ハノーファーで消費者センターに行きました。

ここは消費者に対して食品の情報提供や相談受付などをしている機関です。

消費者センターの1番大事な目的は、子供も大人も含めた栄養への意識を作ることです。

自分が食べている食品に何が入っているかを知って、

それが自分の身体にどんな影響を与えるかを考えるのが大切なようです。

そうするためには、食品の裏表示を見るのが良いようです。

そうした上で、食文化を楽しんだら良いということです。

●食育の話

色々な所で食育についての話を聞きました。

有機農家では、学校などで、子供に実際に野菜を食べさせてあげているそうです。

現代の大人は忙しくて、あまり食事に気が向かないかもしれませんが、

子供を通して大人にも良いものが伝わったらいいと話していました。

消費者センターでは、子供の時にアプローチすることで、

大人になって食への意識が変わると話していました。

スローフードも行きましたが、そこでは、旬な自然のものを使っているので、材料によって製品の味が変わったりします。

しかし、それは仕方なく、逆にいつでもどこでも同じ味のものが食べられるのがおかしいのではないかと話していました。

また、旬のものを使うので、冬などは野菜の種類が少なくなってしまってしまうのですが、

1年中同じものが食べられないことを理解するのも食育のうちの1つだと話していました。

●ドイツの食事

文化グループだったので行く先々で試食しました(パン、ケーキ、バームクーヘンなど)。

自分でもいろいろ買って食べました。

ドイツにはおいしいものがあるイメージがあまりないかもしれませんが、

私の食べたものは口に合っておいしかったです。

おいしいので食べ過ぎて最後の方は胃が痛くなってしまいました。

有名なものはビール、ウインナー、バウムクーヘンなどですね。

ビールはよく飲みましたが、

驚いたのが、ビールとソフトドリンクの値段がほとんど変わらなかったことです。

日本みたいにあまり冷えてなくておいしかったです。

バームクーヘンは、日本ではホワイトチョコレートがコーティングされているものが多いのですが、

ドイツではビターチョコレートがコーティングされているものが多く、甘さが控えめになります。

また、日本とドイツでは切り方も違いました。

日本では縦にナイフを入れて分けますが、ドイツでは横からナイフを入れてスライドして切ります。

レストランで気づいたのですが、

日本ではあまり見かけない、ベジタリアン向けのメニューが用意されていました。

今回のプログラムでも何人かベジタリアンの人がいました。

バームクーヘンです↓

バームクーヘン

ビールです

ビール

パンとケーキです。

ケーキ

ケーキはタルトが多い印象でした。

パン

ドイツパンもおいしかったです。

●観光

あまり観光地は行かなかったのですが、市内巡りをしました。

ケルン大聖堂、ブランデンブルク門、ベルリンの壁などは見ることができました。

フォルクスワーゲンの工場にも行って、実際に車の製造過程を見ることもできました。

ケルン大聖堂です

ケルン大聖堂

ハノーファーです

ハノーファー

●ドイツ人とのコミュニケーションについて

今回のプログラムは必ずしもドイツ語(ドイツ人は日本語)がペラペラである必要はありませんでしたが、ドイツ人は積極的に日本語で話しかけてくれる人が多かったです(たどたどしくても)。

そうすることは言語を上達させるうえで大事だと思うのですが、

私はあまりドイツ語で積極的に話せませんでした。

向こうの人が日本語で話しかけてくれるからそれに甘えてしまったのです。

もう少しドイツ語で分からないことなどを聞いたり、間違っていてもドイツ語を話したりしたらよかったと思います。

また、英語でコミュニケーションすることも多かったので、英語が話せるようになりたいと思いました。

また、ドイツ人は訪問先で質問もよくしていましたし、プレゼンに向けてディスカッションした時には、

日本人よりドイツ人の方がたくさん発言してよく話していました。

国民性があるのかもしれませんが、自分ももっと発言できるようになりたいと思いました。

●ハロードイツ

このプログラムは毎年日本とドイツで交互に行われているので、

来年は日本で、ドイツ参加者を迎えて開催される予定です。

ドイツ語能力は、大学で初級をやっていれば大丈夫なレベルで、

参加費も補助が出るので興味のある人は参加してみたらどうでしょうか。

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