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誰かの未来を変える家

こんにちは!気づけばもう4月。

日本の大学は春休みも残りわずかなはず!楽しんでますかー?

アメリカの大学の春休みはというと………(日本と比べて)短いです!留学先の大学では3月に10日間ほどの春休みがありました!もっと欲しかったー!

その春休みのうち7日間、春を通り越して夏休みか!と錯覚しそうになるほど強い日差しのふりそそぐフロリダで私は「大工」してました 笑 建築知識も経験もゼロ~のド素人が家を建てることになったそもそものワケ

それは大学のとあるプログラム~Habitat for Humanityで家を建てよう~に参加したから。このプログラムは留学生を対象に大学が毎年計画してくれているもので、今年の参加者はコーディネーター(大学のinternatinal officeの方)であるアメリカ人以外は、イギリス人3人、イタリア人、サウジアラビア人、ベトナム人、そして日本人の私という計8名のなんともインターナショナルなメンバーが集まりました!!

今回のブログではそのHabitat for Humanityと呼ばれる団体での建築体験についてお伝えしていこうと思います!

まずは 「Habitat for Humanity」 (以下HFH) について! みなさんご存知でしょうか?

HFHは「家とは単に屋根があるだけではなく家族や子どもが安心して暮らせる場所、人間としてのプライドや尊厳を育むことができる場所、健康を保つだけでなく、精神的にも安心できる場所、教育・仕事に取り組むための活力を養える場所であり、すべての人が適切で安全で購入可能な居住環境をもつべき」という理念のもと、ボランティアや寄付によって家の建築や修理を行っている国際NGO。現在、世界80ヵ国で住宅支援を行っているそうです。調べてみたら、日本にも「Habitat for Humanity Japan」ってありました!私は、このプログラムに参加して初めてHFHについて知ったのですが、日本でのHFHの知名度ってどうなんでしょう?あんまりない気が…。でも、アメリカではかなり有名みたいです!「春休み何するの?」と聞かれて、「HFH参加してくるわー!」って答えたら、「ああー!HFHね!Cool!」って感じでほぼ100%の知名度を誇ってました。

ではでは、肝心の建築の方はというと………

正直このプログラムのこと甘く見てました!反省!

「建築の経験不必要」って説明にはあったし、家を建てるって言ってもきっと機材とか運んだり掃除したりするくらいなんやろうなーとのんきなこと考えてたら、違いました!笑 なかなかのハードワークでした!笑

というのも、ここの作業現場にはHFHの従業員である建築のプロフェッショナルが1人しかいなくて、他はみんなボランティア。つまり、ボランティアの手で何から何までこなしていかなければならないという状態だったんです。

↓こちらがプログラムの期間中、建築していた家です!

 (外見上は1つの家なんですが、中で右半分と左半分に完全に分かれていて、二家族が住むタイプの家でした!)

私たちのグループが到着した日にはすでに家の大まかな枠組みは出来上がっていました!

←作業初日の状態

←作業最終日の状態

木の板が壁に取り付けられているのが見えるでしょうか!?

この木の板を適切な大きさに切るところから、壁に打ち付けるところまで全てボランティアの手で行います!

他には!

壁のペンキ塗り!白ペンキをひたすら塗ってました!

塗り終えた頃には、飛び散ったペンキで服がアーティスティックなデザインへ 笑

これはキッチンの写真

写真の中の家具もすべて自分たちで取り付けてます!

ドアとなる部分(写真には3か所写ってます)

分かるでしょうか?

ちなみにこれが私にとって一番ハードだった作業です!

すべてのドアの枠組みの取り付けから、扉の取り付けまで地元のボランティアのおじちゃんと2人で行ったのですが、まずドアの数が多くて。そして、何より、その結構重量のある枠組みや扉をかかえて、階段をのぼり、2階へと運ぶのが本当に辛かったです…腕がピクピク…筋肉痛必須…

このようにボランティアの手を借りながら作業をすること約半年で、1つの家が完成するそうです。

では、「一体、HFHで建てられた家って誰が住むんやろう?」って疑問が出てくるかと?私もどんな方が住むのか詳しいことは分からなかったのですが、おそらく、普通に大工さんが建てた家を購入する余裕はない人々なのだろうと。というのも、もうお分かりのとおり、HFHの家は大部分がボランティアの手によって建てられるわけで、人件費がほとんどかかってこないというのと、住宅ローンの利子を取らないという理由から、普通に建てられた家の約半分(私の聞き間違いでなければ)の価格で手に入れることができるんです。(もちろん素人の作業なので、品質はプロに比べると落ちてしまいますが)

人々にとって単なる建物以上の意味を持つ「家」。家を持つことが、より良い暮らしへの一歩となるのかもしれません。そんな誰かの未来を変えるかもしれない素敵な家づくりにわずかながらも関われたことは、本当に貴重な経験でした。

私が日本に帰国した後にこの家は完成予定!もう訪れることはないであろうこの家で、素敵な家族が幸せな生活を送っていることを願うばかりです!

【おまけ】フロリダでの自由時間やその他もろもろの楽しかった写真たち!!

Clearwaterと呼ばれるビーチ

真夏感満載ですが、実は

まだこれは3月の半ば!

ちなみに海は

メキシコ湾です!

カヤック!

最終日にカヤックをしに行きました!

楽しかったけど…建築で腕の疲労がすごいときに、カヤックの選択は間違いでした笑 

腕が疲れすぎててうまく漕げなかったのは言うまでもない…

プログラムの期間中は基本的に自炊することになってたので、みんなで料理もしてました!

←イギリス人が担当のジャマイカ料理?

 (その子の両親がジャマイカ出身らしい)

豆とかトウモロコシの味付けが不思議でした!!

美味しかった!

←私が担当のちらし寿司

ちらし寿司の素だけ一応フロリダへ持って行ってました!喜んでくれたみたいで満足!

実は、この時までちらし寿司なんて自分でつくったことありませんでした笑 参加者にはそのこと言ってないから誰も知らなかったやろうけど…笑 

結果all right!

こんな感じで、家を建てる以外にも、自由時間はビーチ行ったり、ダウンタウンに遊びに行ったり、料理したり、映画見たり、ゲームしたり……と毎日充実な7日間でした!

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